Ruby on Railsは、ウェブアプリケーションの開発を効率化するための強力なフレームワークです。このフレームワークには、データベース操作に関連するメソッドを提供するActive Recordと、ファイルのアップロードと管理を支援するActive Storageという2つのコンポーネントが含まれています。この記事では、Active RecordとActive Storageでよく使用されるメソッドを整理して紹介します。
Active Record メソッド
レコードの作成と保存
new(attributes)
- 新しいレコードのインスタンスを生成します。
create(attributes)
- 新しいレコードを生成してデータベースに保存します。
レコードの検索
find(id)
- 主キー(通常はID)を使用して特定のレコードを取得します。
where(conditions)
- 指定された条件に一致するレコードを取得します。
レコードの更新と削除
update(attributes)
- 指定された属性の値をレコードに一括で更新します。
destroy
またはdelete
- レコードを削除します。
destroy
はコールバックをトリガーし、delete
は高速な削除操作を行います。
- レコードを削除します。
データのソート
order(ordering)
- レコードの順序を指定します。昇順または降順でソートできます。
関連データの操作
has_many
およびbelongs_to
- 関連するテーブル間のリレーションシップを設定します。
includes(associations)
- 関連データを一括で読み込みます。N+1問題を解決します。
Active Storage メソッド
ファイルのアタッチメント
attach(io, filename: nil, content_type: nil)
- ファイルをアタッチ(関連付け)します。
attached?
- ファイルがアタッチされているかどうかを確認します。
detach
- ファイルのアタッチを解除します。
ファイルの操作
blob
- アタッチされたファイルのバイナリデータやメタデータにアクセスします。
variant(resize: '100x100')
- 画像のリサイズやバリエーションを作成します。
url
- アタッチされたファイルのURLを取得します。
Active RecordとActive Storageは、Ruby on Railsの中核的な機能であり、データベース操作とファイルの操作を簡素化し、効率化するために提供されています。これらのメソッドを活用することで、Railsアプリケーションの開発がスムーズに行えます。